PTA会長って子どもが卒業するまでずっと続けなければいけないんでしょ、大変ですねー。
こんな台詞、私がPTA会長をやっている時も何度も言われました。
PTA会長って子どもが在学中はずっと続けなきゃいけないの?
PTA会長を6年間続けた私がそんな疑問にお答えいたします。
- PTA会長の任期
- 具体的にはいつからいつまでが任期か
- 次年度のPTA会長はどのように決めるのか
\この記事を書いた人/
かのしあ
女の子と男の子の2児の父。
子どもが通った小学校でPTA副会長を3年、会長を6年務める。その間、さまざまな場面において人前での挨拶を経験。入学式と卒業式で述べた祝辞は合計11回。その経験から、PTAに奮闘している方々の手助けをしたいと思い、小学校のPTAについて書いています。
仕事は普通のサラリーマン。Webマーケティング業務に携わり、集客のためのコンテンツ作成やWeb広告に勤しむ毎日。chatGPTなどのAIツールも絶賛活用中。
PTA会長の任期は何年?
結論から言うとPTA会長の任期は1年です。
もう少し具体的に説明すると、入学式と同じ月に開催されるPTA総会で承認されると、その日から晴れてPTA会長となります。
つまり、その年のPTA総会から、次の年のPTA総会までの1年間が任期というわけです。この点はPTAの規約にも記載されています。
ですから、必ずしも子どもが卒業するまで続けなければいけないということはありません。
それではなぜ、PTA会長は子どもが在学している間、ずっと続けなければいけないというイメージがあるのでしょうか?
新たに引き受けてくれる方が見つからないと、次年度もやらなければいけなくなる可能性がある
数年にわたって同じ人がPTA会長をやっている大きな理由は「他に引き受けてくれる方がいない」からです。
それぞれの学校によって異なりますが、秋ごろ(10~11月)から次年度のPTA役員の引き受け手探しが始まります。
その際、まずは現役員に来年度も引き受けてもらえるかどうかの確認をします。その時に次年度は引き受けられない旨の返答を受けると、そこから新しい引き受け手探しが始まるのです。
新しいPTA役員の選出方法は、自薦・他薦など、その学校によって異なります。私の子どもが通う学校では、全家庭に推薦書を配布して一般公募をしていました。
そこで集まった推薦書を元に、PTA担当の先生と役員推薦委員会で取りまとめて候補者にお願いをします。
ただ現実は、お願いしても断られることがほとんどです。
そうなると候補者がいなくなり、結局現在の役員に再度声がかかるということになります。結果、次年度もPTA会長(他の役員も含め)を引き受けざるを得なくなってしまうのです。
▼PTA会長の引き受け手を探す方法はこちらの記事を参考にしてください
まとめ
- PTA会長の任期は1年
- 子どもが卒業するまで続ける必要はない
- 新しく引き受けてくれる方を探すのが難しい
- 新しい引き受け手が見つからず、結局次年度も引き受けざるを得なくなることが多い
- 次年度も引き続きPTA会長をやりたい方は、よほどのことがない限り続けられる
なかなかPTA会長の引き受け手がいない中、一度引き受けてくれた方はとても貴重な存在です。
子どもが在学中は絶対に続けなければいけない、ということはありませんが、続けざるを得ないということが多いのも事実です。
中には長く携わりたいという方もいらっしゃると思いますが、その一方で、ずっと続けるのはつらいと思う方もいらっしゃると思います。
もし「次年度もお願いします」ということになったら、子どもたちの笑顔を思い出し、自分を奮い立たせてみませんか?